「ロッカーのあ(居)る風景」
故 John Entwistle に捧ぐ
2002年7月27日(土)
ザ・フーのジョン・エントウィッスルの体内にコカイン (BARKS)
先月、死亡したThe WhoのベーシストJohn Entwistleの体内からコカインが検出され
た。これは検屍解剖により明らかになったもので、クラーク郡(ネヴァダ州)検屍局
のRon Fludは次のように語っている。
「彼は心臓が悪かった。結果的に心臓疾患で死亡したが、その引き金となった要因は
コカインで、彼の血中から見つかっている。しかし、コカインが直接の死因ではな
い」
EntwistleはThe Whoの北米ツアー前日にラスヴェガスのHard Rock Hotelで死亡し
た。The WhoはEntwistleの代わりにセッションベースプレイヤーのPino Palladinoを
迎え、日程を2日とばし(後日振替で実施予定)、ツアーを続行した。
Neal Weiss, Los Angeles (C)LAUNCH.com
...ってニュースを発見した。
自称ロックオタクの私もヤキがまわったと言うかなんと言うか、最近このテの情報に
はもっぱら疎くなってしまった。それにしても自分のヒーローだった人々がこうやっ
てどんどん居なくなっていってしまうのは本当に悲しい。
ザ・フーのジョン・エントウィッスルって言っても恐らくもう知らない人の方が多い
んじゃないかと思うけど、1944年10月9日生まれの57歳。ベーシスト。歪(ひず)ん
でるのに歯切れの良い躍動感溢れるベースラインが、とにかく叩けるだけ叩きまくる
キース・ムーンのドラムスと絶妙なコンビネーションで、派手なアクションが信条の
フロントマン二人(Vo. ロジャー・ダルトリーとG. ピート・タウンジェント)を強
力にバックアップしていた(真面目な音楽評もやるんです、実は)。
コンサートの度にドラムセットをぜぇ〜んぶひっくり返してぶっ壊すキースや、腕ぐ
るんぐるん回しながら飛んだり跳ねたりステージにギター叩きつけて折っちゃったり
する派手なアクションで売っていたピートに代表されるハチャメチャなメンバー達の
中では最も物静かな雰囲気の持ち主。でも、実は本当は一番過激だったかもしれない
「怖さ」を秘めた男、ジョン・エントウィッスルはそんなの印象の人だった。
何のプロモーション フィルムだったかは忘れたけれど、メンバーの過激ぶりを一人
一人映像に収めたシーンが出てきて、他のメンツの映像は、物壊したりまぁヤンチャ
なロックンローラー的と言うか、想像のつく世界で今にしてみりゃカワイイもん。で
も奴のは、確かハンティングのシーンで、飛ぶ鳥を1羽ずつ狙うのが途中で面倒くさ
くなって空に向かってマシンガンぶっ放す...普段は一番大人しそうに見えてて、
物静かな表情はそのままに、顔色一つ変えずにやってみせるところが本当に不気味
だったのを良く覚えている。
それにしても、Johnの死亡記事にも驚いたけど、まだツアーやってたとはね...赤
いチャンチャンコの60オヤジ共に「♪..My Generation」なんて歌われてもねぇ、ジ
イサンに昔話されてるみたいでなんとなく反応に困っちゃうけど...やっぱ外せな
いんだろナ(笑)。
映画「さらば青春の光」のサウンドトラックで一躍スターダムにのし上がった彼等の
若くて元気な頃のご機嫌なサウンド(←この表現からして既にかなりオヤジ入って
る。でもホントにゴキゲンだから聴いてみな!)と、今尚オートバイ乗りの間では語
り継がれる(ホントかよ?)ブリティッシュ カフェ レーサーを駆るロッカーズと、
ミラーいっぱい付けてサワダケンジのTokioの衣装みたいにカスタムしたVespaを駆る
モッズとの抗争劇を体感したい人は、今すぐ貸しビデオ屋へ走れ!デビュー前の
Stingも何故かは知らないけど出演してるよ。
でもサ、周り見てご覧よ。クリップ オン ハンドル、アルミのロングタンクにフラッ
トシート、未だにカフェレーサー スタイルは根強い人気あるもんナ。み〜んな元を
正せば、The Whoのサントラをバックに走り回ってたトラとかノートンとかのコピー
なのよ。ダブルのレザージャケットに白いスカーフと乗馬ブーツ...ん?どっかで
見たっけこのカッコ?あ、おマワリだ!こんな所にも影響を及ぼしていたとはおそる
べし...昔の白バイ乗りって、時代の最先端ファッションでキメテタのね!
オイ、そこのSR乗り!オマエだよオマエ!ったく遅ぇくせにうるせぇキャブトン マ
フラー付けやがって。「で、オマエさんはロッカーズかい?」なんて聞いてみてもわ
かんねぇだろうなぁ...なんて街で変なオジサンやってたら、天国からそれ見て
Johnは笑いながら、
♪キッズァ お〜らぁ〜い、とか歌っちゃうんだろうぜ、きっと。(涙)