一国レーシングの若手ライダー「マッツー」のレポート
「くれ〜じさんだけには書かせない、俺にも書かせろ」シリーズ第2弾

Buellミーティングレポート          

午前3時10分。眠い。
250km彼方の那須サーキットまで出向くためこんな朝早く(夜遅く)起きる。
東北道浦和料金所に朝5時待ち合わせ。自他ともに認める方向音痴の私はそこまで行き着く自信がちょっぴり少ないのでマスターオブテクノロジーことウメシマ氏に先導してもらうことにした。コンビニ前で落ち合い、首都高へ。先導車は年季の入った1BOXカーなので、80〜100qのペースでのんびり走る。完全に覚醒していない頭にはちょうど良い。
4時57分浦和着。すでにタマル氏、ウナギ屋Kことコイデ氏は到着していた。数分間談笑し、出発。

「いつでも全壊」…もとい、「いつでも全開」なタマル氏はすっ飛んでいってしまい、慌てて追いかける。メーター読み160km。タマル氏にしてみればそんなに飛ばしてないのだろうが、さっきまでの2倍のペースにわが息子がキュッてなる。でも、どこで休憩を入れるのか明確にしていなかったので付いて行くほか無い。
右に左に軽快にレーンチェンジしつつ快調に飛ばす。と、ここで挑戦的な車が出現。ぴったりくっついてくる。タマル氏は委細かまわずどんどん飛ばす。私も付いて行く。と、なんだか右のほうに赤い光が…
いきなり閃光!
何が起きたのか数瞬間解らなかったが、どうやらオービスに写真をとられたらしい。バイクの私は問題ないが、ぴったりくっついてた挑戦的な車はおもいっきり撮られたようだ。その後いきなりスローダウンして見えなくなった。いまさら遅いだろうに…

東北道を降り、給油し那須サーキットへ。サーキットへ入る直前にダートが出現。恐る恐る進む。コイデ氏曰く「カワノさんだったら転んでる」ような道をカブに乗ったおじさんが対抗車線を軽快に走り抜けていった。

スタッフが集まる時間に行ったため一般車両では一番乗りになった。
「こっちに来てください」といきなり言われ、"旅と冒険と友情を発見する"という新興宗教のような怪しい宣伝文句が書かれたBRAGカーの前で、筑波にあるライダーの銅像のような格好をさせられ写真を撮られる。恥ずい。なんだか今思い出すとムカムカして来た。最初にきた10人くらいは1人づつ撮っていたが、その後は5人づつになる。時間が押してるのかしら?

スタッフはみんなBuellシャツを着ているのに一人だけ一国Tシャツ(2000円 色:黒,グレー)を着て強烈なアピールをしつつ仕事をこなすウメシマ氏を眺めつつ走行を待つ…ここで例の発作が。"サーキット走行前にお腹がユルくなる"病だ!
トイレに駆け込み発作を抑える。今回の発作の原因は何かと考えてみる…そう言えば生ものを飲食した。原因は「生茶」だろう。たぶん。

この走行会(オーナーズミーティング)はクラス分けがされていて、
A<B<C<D<E
という風にAが初心者向けでEが最速となっている。コイデ氏がB、自分はC、タマル氏はEだ。ついでにちょっとだけコース解説。全長1140mと短くて幅も狭い小さなサーキットだが、よく整備された峠のようでスピードもそんなにでないし、初心者の私も楽しく走れた。ただ、マシンが直立するポイントは殆ど無く、かなり忙しい。20分も走ると疲労困憊。

最初はコイデ氏が走る。氏のクラスは先導付なので、ややペースが遅い。それでも付いて来れない人もいるのだが。コイデ氏はどっしりと安定したフォームで滑らかに走っておられる。走り終わった後に感想を聞くと「某バイク店のツーリングのほうが感じ悪い」との事。
次は、自分の番。私は先導なしの一番遅いクラスを選択していたが、最初の走行はどのクラスにも先導が付く。運良く先導のすぐ後ろを走れたので、先導付でもそんなにストレスはたまらない。走行終了後、タマル氏が「すぐ後ろに危ないヤツがいた」と聞き、次は気をつけようと思った。(その後実際に「危ないヤツ」をみたら、確かに危険な乗り方をしていた。私ですらそう思うくらいだから相当なものだ)
Dクラスの先導をウメシマ氏が一国レーサーで行う。ミラーなしand那須サーキットは初めてなので、結構辛そうだな…と、見てたらいきなりいなくなってしまった。どうしたんだろうと思ってたら違うバイクで登場。後で聞くとレーサーのバッテリー端子が抜けてしまったらしい。久しぶりのアップハンドルで怖かったそうな。
で、最速のEクラスを走るタマル氏。最速だけあって先導付なのにえらく早い。明らかにほかのクラスと違うレベルだ。感想は「付いていくのが精一杯」だったそうで、私がEクラスを走るのはまだ遠そうだ…

バイキング形式の昼食を取り(今年は去年より質素だった…)、2回目の走行を皆無難にこなし本日ラストの3回目の走行へ。

コイデ氏の3回目。最後なので先導の人が結構飛ばしている。氏は問題なさそうだが、その他の人たちが見てるほうがおっかなくなるブレーキングを披露し、スタッフが慌ててペースを落とさせていた。走行終了後、次はツナギでCですね、って言ったら「俺はいい」との事。あんまり楽しくなかったのかしら。
自分の3回目。楽しく走っていたら、ピットロードから見慣れたバイクが入ってくるのが見えた。ウメシマ氏だ。自分の後ろにぴったりくっついている。よし、俺のパフォーマンスを見やがれ!と気合を入れて走るも、あっけなく抜かれる。その後も一生懸命ついていこうとするがまったく追いつけない。ウメシマ氏はストレートで後ろを見つつペースダウンまでしているのに…かなりへこむ。
タマル氏の3回目。ここでもウメシマ氏が乱入。おんなじカウルをつけた2台のデッドヒート。二人がいっしょに走るのを見るのは初めてだったので結構新鮮。最終の立ち上がりでゼブラから飛び出しそうになるほど飛ばすタマル氏を追いかけるウメシマ氏。この図式はチェッカーフラッグが振られるまで続いた。
走行終了後、ウメシマ氏は「このオヤジ、はえーよ!」と抜けなかった悔しさを爆発させていた。最後まで抜かせなかったタマル氏は満足げながらもかなりの疲労をにじませていた。

全走行終了…これから250km彼方の横浜まで走ると考えるとかなりテンションが下がる。皆ヘトヘトだ。親戚が近所に住んでいるコイデ氏に泊まっていくように勧められたが、どうせ走る距離は変わらないし嫌なことは先にやろうと考え帰る事にした。ただ、車のウメシマ氏は居眠りが心配だ。そこで私のとっておきの居眠り防止法、開放感と緊張感で目がさめる"ち○こ出し"を伝授。バイクでは使えない荒業で、眠くなったらぜひ活用していただきたい。

高速に乗り、親戚の家に泊まるコイデ氏、ペースの遅いウメシマ氏と別れひた走る。途中立ち寄ったPAでなにやら検問らしきものが行われていた。ちん○を出したウメシマ氏がつかまりやしないかと期待…いや心配しつつ帰る。
そしていよいよ首都高へ。タマル氏と(なぜか)はぐれてしまい完全に1人だ。自他ともに認める方向音痴の私はかなり緊張。サーキット走行よりも。いや、マジで。まっすぐ帰って見せる!と意気込んで首都高を走る。
……なんだか妙だ…あれ?…常磐道…常磐道?…じょうばんどう!…目を凝らしてみてもはっきり書いてある。JOBANDO!!…看板が呆然とする私の頭上を無情に通り過ぎる。なんと常磐道に向かっている!い、いつのまに…ああ、俺ってやつぁ、わざとやってるとしか思えないような間違いを犯しやがって…と自責の念にかられつつも、いいネタだなぁなんて考える芸人な自分。
しょうがないので外環に入り、もう一度首都高へ入りなおす。二度も700円払わされることに脱力感を覚えつつ、今度こそ帰る。
そして自宅着が11:30。ウメシマ氏は11時についたそうな…残念なことにち○こは出さなかったらしい。次回眠くなった時はぜひ出して欲しい。