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HARLEY編
ツーリングレポート
開催日:1999/3/6
参加者:フジイ・タカハシ・イチ
目的地:河津の桜
前日の夜、柿崎氏と深夜まで話し込んだ影響で余り睡眠時間が取れないまま、AM6:30の目覚ましベルに目を覚ました。
窓を開け、深呼吸をし間もなく訪れる「河津桜」に胸を躍らせた。
暖機運転はいつもより長めに10分間行い、いよいよ待ち合わせの東名高速
港北PAに向った。今日もエンジンは快調であたりの景色を瞬時にバックミラーに納めて行く。環八で900SSに並ばれ、思わず無意識のうちにアクセルを開ける、「ひょっとして?」と思ったのもつかの間、ぶちきられてしまった。「ハーレーはスピードではない」と自分自身に言い聞かせ、東名高速に滑り込んだ。
暫く走ると、東京料金所があり、チケットを受け取り、それを仕舞うために路肩に寄せると、そこにはハーレー(FXSTC)が停まっており、ライダーがフロントタイヤあたりをチェックしていた。トラブルかなと思い声をかけると、何と70歳は超えている老人ではないか。話を聞くと、ハンドルが取られてしまうので不安でチェックしているとのことだった。早速、手助けすべく跨ってフロントフォークやハンドル全体を確認したが、異常は見当たらない。とりあえず、数キロ先の港北PAに行けば、タカハシ・フジイが居るので何か原因が分かるかもしれないと思い出発した。
予定時間の30分前に到着したため、誰も来ていない、仕方なく自分でチェックしようと思ったら「何ともねぇな〜!
さっちは轍に取らっただげだったみで〜だな〜。どうもありがどない〜」と訛ってお礼を言われた。そして、今日は何処に行くのか聞いたら、浜松の娘に呼ばれて向うところだということだった。更には、このご老体は2年間で7万キロも乗り回していることが判明した。「恐るべし!」
7:50分頃フジイが到着した。2人で朝食をしていたらタカハシも到着しいよいよ出発となった。
やや車が多めの東名から小田原厚木道路にはいり真鶴道路に入ったら渋滞が始まった。すり抜けの連続で縦横斜めにすり抜けてもフジイ・タカハシはきっちり付いてくるので頼もしく思った。暫く国道135号を海沿いに走って伊東あたりで休憩した。気温は上がり、最高のツーリング日和に思わず神様に感謝した。
そこで、かねてから気になっていたフジイのBANDITのナンバーが曲がっていることを指摘し修正を求めた。整備されていないBANDITのシートをはずし、さび付いた六角レンチを力ずくではずした瞬間、信じられないものが目に入った。
錆付いた六角レンチの端に昆虫の卵のようなものが付着していたのである。フジイは錆だと思っていたかもしれないが、あれは、紛れもなく昆虫の卵だった。
(フジイ注:あれは虫の卵などではなく錆です)
AM11:00何やかんやでナンバーの曲がりも治り、一路河津桜へ向って出発した。
ひたすら135号を走っているとピンクに色づいた桜がちらほらと目に付き始めた。
熱川・稲取と通り今井浜にくればもうすぐ河津である。
河津川を右折し上流に向って5分くらいで「踊り子温泉会館」に到着。
まずは、腹ごしらえに蕎麦屋「時宗」に入り、「踊り子温泉会館」で露天風呂を満喫した。
風呂上がりにリフレッシュルームの自動按摩椅子に座ったら、いつも間にか眠りに入ってしまった。暫くして目を覚ますとあたりにはタカハシ・フジイの姿は無く、老人だらけになっていた。浦島太郎の物語がなぜか頭をよぎるが、とりあえずロビーに行くと2人はくつろいでいた。
県道14号から国道414号に入り、河津七滝・天城峠・浄連の滝・修善寺とぬけて、冷川峠から伊豆スカイラインに入った。
ここからが今回の目玉企画の峠攻めである。
先頭のHARLEYは精一杯アクセルを開けて引き離しを図るが、GSX-Rがぴったりと後ろに付いている。何とBANDITも400ccのくせに離されずに付いてくる。
コーナーを曲がってストレートという状況が何度かあり、その度、自分がGPレーサーになったような気で、アクセルを前回にする。さすがにGSX-Rは薄ら笑いを浮かべ(見えはしないが、簡単に想像が付く)ぴったりとマークされる。BANDITフジイは歯をくいしばりながら(これも想像)可変バルブを駆使して付いてくる。
そのうち、ZX-9Rも加わっていよいよぶち抜かれるのも時間の問題と思っていたら、Z2らしきマシンが事故っていた。ここを境にZX-9Rの姿は見えなくなった。
あっという間に亀石峠に超えて十国峠に到着した。
途中数台の遅い車の列を先頭の特権で強引に抜き、アドバンテージを稼いで喜んでいるとすぐにタカハシは追いつき、フジイも結局を追いついていた。
「やっぱりハーレーはのんびり走るバイクだ」
十国峠で「だんご三兄弟」を聞きながら休憩しているとPM4:00になっていることに気付き下山することになった。
箱根ターンパイクは何処よりも寒く日陰では身震いがした。それでいて急な下り勾配と最悪なコースだと思った。あとでフジイが「ターンパイクでもっとスピード出したかったですね」と言っていたが、私はそうは思わない。
小田原に下山すると気温が上がりまたもや気持ちいいモードに入って、小田原厚木道路・東名高速を走ることができた。最後に港北PAで反省会を開き、夕焼けが終わりに近づいた時にそれぞれ帰路についた。
全走行距離350kmの日帰りにしてはロングランだったが、平均スピードが速く、気持ちのいい一日だった。
■ おまけ■
前回シャーシダイナモで62ps 9.3kgと納得のいかない結果であるため、次の手を打つためにバイク屋に行った。
測定データを見ながら、いろいろと分析した結果、回転数6000回転までの測定では不十分だということで、せめて7000回転まで回さないと正確にはわからない。という事だった。
念の為、圧縮比を測定した結果「完璧! オーバーホールの必要なし!」と言われ、どうしてもということであれば、キャブと点火系の調整をするということでした。
とりあえず満足して家路へついたのであった。
■ おまけ2■
最後にフジイはブーツにGパン姿だったが、ブーツ黒い部分にせりだした赤い部分がまるで、高校生の革靴に赤い靴下をはいているようで笑えた。途中も何回か思い出し笑いをしてしまい危ない目にあったことだけは報告しておこう。
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GSX1100R編
IRTA合同テストin伊豆・箱根(Text M.Takahashi)
99年もシーズンイン間近になり各ライダーも充分な調整をしていることだろう。波瀾が予想されたストーブリーグの決着は無難なかたちで落ち着いたかに見えた。
しかしDSCレーシングの青木選手はスズキに電撃移籍し今期よりデスペラード800Xを駆ることとなった。
これでスズキ勢は青木、金子、藤井、高橋の4台体制になり層の厚さでは他を寄せ付けないものとなった。
そして一番の注目はやはりTEAM V&H HARLEYの一迫選手である。
このシーズンオフに極秘裏にすすめられた改良で戦闘力が確実に上がっていることであろう。
ここで'99XL1200のおもな変更点を探ってみよう。まず、昨シーズン指摘されていた、根本的なジオメトリーの改良に伴うリアショックユニットの変更。
詳しくはノーマルより全長の長いユーズド・チープ・ショックに変えたために、フロント荷重傾向が気持ち、増えているらしい。そして吸排気系の見直しによるミクニCRキャブとバンス管の採用。
これにより大幅なパワーアップが計られている。一説によると後輪出力で62psは出ているらしい。これはGSX-Rの半分近くも出ていることになる。
今シーズンのTEAM V&H HARLEYの死角といえば唯一、一迫選手が一人でメインライダー兼開発ライダーと孤軍奮闘することぐらいであろう。早い段階で阪元選手のBUELでの参画に期待したい。
その他のチームの体制やマシンについては未発表なので情報が入り次第、報告したい。
それでは3月6日に行われた伊豆・箱根での合同テストの模様をお伝えしよう。参加者はTEAM V&H HARLEYの一迫氏、BANDITΛ藤井氏、GSX-R高橋の3名である。
伊豆スカイラインスピードウェイよりコースインし、タイヤを温めながら走り出す。4輪も混走のコースなので競技スピードに満たない車をストレートでパスして行く。
ちょうど先頭を走るペースカーを抜いたあたりから体もタイヤも温まり、まずHARLEYがタイムアタックを開始した。
ハンドルも低くなり、よりアグレッシブになったHARLEYだがこのようなコースレイアウトでは、やはり後ろを走るGSX-Rに分があるようだ。
HARLEYをピッタリとマークして離れない。シンガリを行く藤井選手はマシンの唯一の特長である可変バルブを駆使して前の2台を追う。
多少の差はついてしまうが、50ccからのステップアップと言うことを考えれば上出来であろう。。
余裕のペースで流しているとバックミラーに青いマシンが近づいてくるのが見えた。地元では速いと有名な「伊豆の踊り子」の異名を持つ9Rであった。
圧倒的なスピード差で見る見る追いついてくる。「性能が違いすぎる。いま勝負をしたら確実に負けるだろう」などと考えていたら、いつのまにか姿を消していた。
ちょっとホッとしたような、胸を借りるつもりで挑戦してみたかったような複雑な気持ちだった。とにかく「伊豆の踊り子」との勝負はお預けとなった。
途中、100R付近でKawasakiのライダーが転倒していた。ここはコースのすぐとなりまでコンクリート製バリアが張り出している危険なコーナーだ。
われわれも注意しなければならない。幸い、寸でのところで止ったらしくライダーに大きなケガはなさそうなので処理はオフィシャルにまかせることにした。
しばらく慣熟走行をしたのちに十国パーキングにピットインして休憩と情報交換。前後ミシュランのラジアルタイヤの温度もあがり、いいペースで走行してきたことを物語っていた。
テスト後半の箱根ターンパイクロードコースではHARLEYの弱点を見ることができた。左コーナーより右コーナーが苦手らしい。
そのことを本人に指摘したところ「トラウマにしばられている」と涙ながらに話してくれた。高校生の時分バイク通学をしていた彼はある日、
ブラインドの右コーナーに突っ込もうとした瞬間、前方から10tトラックが道をふさぐ状態で向かって来た。とっさに道路わきの畑に突っ込み、難を逃れたと言う。
それ以来、右コーナーでは体がかたくなるらしい。コンチネンタルサーカスを転戦する我々にとっては致命的ともいえるウィークポイントだが、きっと彼はそれを克服することだろう。
GPライダーの精神力は計り知れない。話がそれてしまったが、今回のテストは三者三様にその目的を達成できたのではないだろうか。
藤井選手はひとつのコーナリングテクニックを見出したらしい。一迫氏は大幅な改造を施したマシンに慣れてきたし、
私もフロントのインナーチューブとリアダンパーにタイラップをつけ、サスのストローク量を測ったりして今後のセッティングに必要なデータがとれた。
何よりもみんな無事に、楽しんで走れたのは最高だった。今シーズンも数々のドラマを生み出すであろうNTCツーリングレポートから目がはなせない。それではHave a good Riding!
BanditV編
花見ツーリングin伊豆(TEXT:BanditVフジイ)
期日:平成11年3月6日(土)
メンバー:Mr.HARLEY,GSX-R1100(高橋),BaditVフジイ
天気:晴れ
走行距離:約300km
東名港北PA集合→小田原厚木道路→舞鶴有料道路→河津→伊豆スカイライン→十国峠→箱根ターンパイク→小田原厚木道路→東名→解散
朝8時に東名港北PAで待ち合わせをして、到着したときにはツーリングのバイクが10台ぐらい止まっていた。その中からHARLEYとGSX1100Rを探しつつ低速走行していると・・・あった、一台のHARLEYが止まっていた、まさしく一迫さんのHARLEYだ、高橋さんはまだ・・・きていないようだ。
一迫さんの姿を探し売店の中に入っていくと程なく一迫さんの姿が見つかり、朝ご飯を食べることとなった。
その後、高橋さんが到着し、イチロ伊豆方面へ向けて出発。
舞鶴道路にはいったあたりから、暖かくなってきて、一般道に降りてからの渋滞が妙に眠気を誘い何度も一迫さんや高橋さんに追突しそうになってしまった。
河津に到着しメインの桜を見ようと思ったのだが、すでに葉桜状態でがっかりしてしまった。
気を取り直し昼食を摂って満腹になったところで、温泉タイム。
極楽気分で若干仮眠を取り、再び出発。
帰りは伊豆スカイライン経由だ。
伊豆スカイラインに入ったあたりから、HARLEYとGSX1100Rのペースが速くなり、BanditVもたびたび可変バルブが作動する回転(つまりは全開に近い状態)までまわさないとついていけないペースとなった。
しかも、結構な恐怖感もある。
途中、ZX−9Rに次元の違うスピードで追い越され、目の前の右コーナーをハングオンでクリアされていった。(ちなみにBanditVが右コーナーを曲がったときはZX−9Rはすでにコーナー2つぐらい先にいた・・・)
車を追い越すのとZX−9Rに毒気を抜かれている間にHARLEYとGSX1100Rははるか彼方にいっていたようで、追いつくのに結構時間が掛ってしまった。
しかし、前の2人に追いつくためにペースを上げて走っていたときに気づいたことが一つあった。
いままで、コーナリング中のタイヤの接地感がいまいち希薄でバンクさせるたびに恐怖感を味わっていたのだが、その原因はコーナーリング中にステップに荷重が掛っていなかった事によって起こっていた事に気づいた。
当たり前といえばあたり前なのだが、すっかり忘れていた。
ステップにしっかりと荷重をかけていればこれまで以上にバンクは深くそしてより速いスピードでコーナーに入っていけるようになった。伊豆スカイラインの前半ぐらいのスピードでコーナーに入ってもタイヤの接地感が希薄にならず恐怖感もほとんど感じなくなった。
いい感じでコーナーを抜ける事が出来るようになり、常に前車の2台より遅れ気味だったペースが同じペースでコーナーを抜ける事が出来るようになり(もちろん脱出スピードは遅いけど)楽しくなってきた。
程なく十国峠に到着し、休息を取った。
そこで事件発生!、何気に自分のブーツを見ていたら左のブーツのコーナリングセンサーがない!
どどど、どこで落としたんだろう?伊豆スカイラインに入るところまでは確かについているのは覚えている。コーナーで足を擦って落ちたならカッコいいんだけど、擦った記憶がない(泣)・・・ということは単なる風圧か何かで落ちただけ!?・・・嫌だぁー!カッコ悪すぎるぅぅぅー!!
結局、一迫さんにデジカメでブーツの記念撮影され、ばっちりと証拠が残ってしまった・・・
その後、十国峠の屋台の団子屋さんから流れる団子3兄弟を聞きながら暫しまったりとした時間を過ごし、東京方面へと帰路についた。
本日の走行距離約300Km強のツーリングとなった。