九十九里浜(新・向島)
開催日:2003年2月1日(土曜日)
参加者:アオキ(Desperado800X)/タカハシ(FXDX)/アポロン様(Buell S1)/オレンジK(XL1200S)/カズ(Buell M2クローチ)/Mr.Mazyora(XB9S)
今日は記念すべきXB9Sの納車日である。
朝9時のOPEN前に店に到着してみると、若旦那はすでに出社していた。そして横にはえれっくの弟でIBO(いぼ=Ichikoku Buell Owners Club)の名付け親でもあるカズも到着していた。
黒いBodyにEURO REDに塗られたホイール。DucatiやGuzziの限定車に見られるこの色使いは、ヨーロッパの雰囲気を醸し出している。アジア人の乗るヨーロッパの雰囲気のアメリカン。まさにワールドワイドだ。
五つ星のマスターオブテクノロジーに納車説明を受ける。
「とにかく慣らしは3000回転は守ってくださいヨ!」
この一言だけの短い納車説明である。
間もなくS1のアポロン様も現れ、集合場所の湾岸幕張に向かった。
市街地では気にならなかった「3000回転縛り」は高速道路に乗った瞬間気分が悪くなってきた。
XB9Sは3000回転では90km/hしか出ない。
高速道路をひたすら90mk/hで走るのは苦痛だった。
アポロン様やカズはすぐに見えなくなってしまった。
せめてもの救いは、前日に急遽交換したレーシングマフラーの心地よいサウンドだけだった。
「レーシングキットは慣らしが終わってからだぜ!旦那!」
そう腰痛番長に言われていたが、我慢できずマフラーだけは替えてしまった。
モジュールやエアクリーナーは替えていないので、許してもらうことにしよう。
湾岸幕張PAにやっと到着してみると、メンバーが揃っていた。
久々にタカハシがFXDXで登場していた。
掲示板でも告知したので、隼のイナバさんでも来ないかな〜などと思いながら、タバコを吸っていると、トラブルが発生した。
アポロン様のS1のエンジンを留めているボルトが取れているのをオレンジKは発見した。
早速一国へ連絡をとり、まずは工具を探すことにしたが、誰も工具を持っていない。
くれ〜じでも居てくれれば、あのニトロタンクには工具が満載なのに、、、。
協議の結果、アポロン様はあえなく引き返すことになった。
一人で帰すのはかわいそうなので、みんなでアポロン様の分まで焼きハマグリを食べることを告げて出発した。
東金道路を東金で下り、九十九里有料道路ののどかなPAで休憩した。
ここはいつも立ち寄るPAで、通常は試乗会が催される。
今回の試乗車はXB9S Europian Tasteである。
しかし、慣らし中なので、さらっとした試乗会になった。
後日慣らしが終われば、4500回転からのトリップするような加速を味わってもらおう。
天気は良かったが、風は冷たく、あまり一所にじっとしていると凍えてしまうので、「向島」へ向かった。
私は「向島」が移転してからははじめての訪問となった。
すっかり綺麗になった店内に驚きながら、まずはノンアルコールビールで乾杯をし、焼きハマ・イワシなどの定番メニューで盛り上がった。念願の「焼きハマ」ははじめて体験するオレンジKは、甘いハマグリを頬張りながら「今度はエミーを連れて来たい」と言っていた。(ような気がした)
食後にはお約束の「海岸散歩」が待っている。
天気は良かったが、風が強くやはりここも寒かった。
風が無ければ昼寝でもしたいところだが、、、。
帰りはオーソドックスに来た道を引き返した。
途中東金のガソリンスタンドでみんなで給油したとき、オレンジKのタンクにガソリンがこぼされてしまった。
さらには、給油口からは糸くずも入ってしまった。
一生懸命拭いていたが、いづれ塗装が変色することは避けられない。糸くずもどこかで悪さをしそうな不安を残したまま湾岸幕張に向かった。
帰りの高速道路でも3000回転 90km/hをキープし、我慢の走行となった。
気持ちよさそうに追い越し車線を抜いていく仲間をうらやましいと思った。
しかし、その寂しさを和らげてくれたのが、Desperadoのアオキ大先生である。
90km/hの私の後ろに付いて、走ってくれていた。
「なんと優しい人だろう!」
感動をしていたら、5分くらいでシビレを切らして、追い抜いていってしまった。
人の心なんてそんなものである。
湾岸幕張PAにやっとたどり着き、缶コーヒーを飲んでいるときに、ふと気付いてしまった。
並んでいるオレKのスポーツスター、カズのM2と比べてみると、XB9Sはライトの位置が低く、ホイールベースがやけに短い。
「これって 格好悪いかも、、」
単独でXB9Sを眺めていると気に入っていた独特のスタイルも、名車の前ではイマイチである。
普通ツーリングに行って、休憩時間は自分のバイクに酔いしれるのが定番だが、これはそうは感じなかった。
そう感じると、赤くイカしていたホイールも毒々さえ見えてしまった。
これはまずい。納車初日からこれでは、、、。
考えた結果、ツーリングにはやはりFXDXにして、XB9Sは箱根と筑波サーキット専用とすることにした。
さらに、衝撃的なことが起こった。
湾岸幕張で解散し、オレンジKとカズと私は一国オートに向かった。
そこでオイル漏れが発見された。発見者はまたもやオレンジKだった。
ミッションから漏れたオイルがマフラーにたれている。
早速マスターオブテクノロジーが診察に取り掛かった。
スポーツスターに関するトラブルならば、彼の頭脳には数百種類のケーススタディが叩き込まれているが、XBシリーズではほとんどデータが無かった。
綿密にLEDライトでもれている場所をチェックし、ばらされていく。
心なしか、XB9Sのフロントマスクは泣いているように見えた。
するとフロントプーリーの奥のオイルシールの破損であることを突き止めた。
これは組み付けるときのミスで、本国のヨーク工場の作業員の手抜き?である。
しかし、マスターオブテクノロジーの手際の良い診断と作業で、その交換作業はあっとイいう間に終了した。
久々のツーリングだったが、色々なことが起きた一日であった。
XB9Sは、まだ200kmだった。
この調子では、3月の走行会までは到底3000kmなんて無理だ。
ここで、かねてから計画していた「里子計画」を実施することにした。
「里子計画」とは、「可愛い子には旅をさせよ」という格言にもあるように、愛車を他人に預けて修行をさせるということである。今回は一国峠 石田会長のお宅へHomeStayと決まった。期間は約1ヶ月。
現にアオキ氏のFXDXは私のところに修行に来ていて、すくすくと育っている。
タマル氏のEPOも私のところに修行に来ており、チョビチョビとガソリンを漏らしている。
良し悪しはあるが、たくましくなることには違いない。そして離れている分、愛情も増す。
その結果、次回我が子と合う時には、慣らしも終わり、一回り大きくなっていることだろう。
終わり。