BRIDGESTONE走行会

2002年10月17日

筑波サーキット

 

今回で4回目の筑波サーキットでのBS走行会。
私の気分はブルーだった。
リアサスが無くなり、代わりに付けたWorksPaformanceのサスが気に入らなかった。
これまでの16インチの攻撃的なスタイルから、のんびりチョッパーになったようなシルエットがどうもサーキットとは結びつかなかったのだ。
また、皮ツナギもキツイ。
この二重の苦痛で気分はブルーになっていた。
しかし、あまりにも天気が良さそうなので、一応行ってみることにした。

当日は自走組の一部の人たちと常磐道・守谷SAに7:30に待ち合わせをした。
時間を計算すると、6:30に家をでれば良い。さらには6:00に起床すれば良い。という計算が前夜には出来上がっていた。
しかし、気分がブルーでイマイチ乗り気でないとは言え、目を覚ましたのは5:00だった。
気分は乗らなくても、身体はやる気十分だった。
早めに家を出て、のんびりと首都高を走っていると、見覚えのあるBUELL RSを発見した。
これは紛れも無く、シミズ氏である。
SPORTSTER Zでも大きく取り上げられているそのバイクは最近S1のエンジンを積んだという情報はつかんでいた。
「シミズさんも本気だな!」
そう思わせる走りは、私を熱くさせた。
「よし!一丁ウォームアップでもするか!」
シミズ氏を抜きつ抜かれつの爆走をしながら守谷にたどり着いた時にはまだ6:50だった。
「早すぎたぜ!」
マシンガン宮島隊員がいればすでに居るはずだが,今回は不参加な為、誰も居なかった。
タバコを吸いながらシミズ氏をバイク談議をしていると、シミズ氏は私にこう言った。
「朝飯でも食いましょうよ!」
これは厳しかった。


ツナギをスムーズに切る為に、前日、前々日と朝昼飯抜きで夕食だけにして調整していたので、この朝飯は避けたかった。
しかし、内気な性格のわたしは断ることが出来なかった。
かき揚げソバを食べ、丁寧にスープまで飲み干してしまった。
「しまった! やっちまったゼ!」
シミズさんには気付かれないように、静かに落ち込んだ。
間もなくマッツー、カズ、そしてBuell S1シルバーで今回がサーキット初参加のハヤシ氏が到着してメンバーが揃ったので出発することにした。
バイクのところへ行き、出発の準備をしているところへ、オレンジKも到着しみんなで筑波サーキットへ向かった。

レーサー組は6:00には筑波サーキットに到着して場所の確保が終わっていた。

今回の参加したメンバーは、

一国レーシング:梅島氏(XB9R)
          :カズッチ(BUELL M2)
          :銀スポ・森田氏(XL1200S)
          :マッツー(ハスク SM640) 
          :ハヤシ氏(BUELL S1)
          :Mazyora(SuperMazyora1200RR)
                        その他
TEAM PLAIN:腰痛番長(ブルーダイナマイトXLH1200)
         くれ〜じ(ホワイトキュラソーXLH883+弾痕)
         シミズ氏(BUELL RS)
         セキ氏(BUELL RR)
         コジマ氏兄弟(883)
                    その他
BURN !:オレンジK(XL1200S)
Kラフトマン:フジタケ氏(SR400)
D:REX&T Project:トヨダ氏(TZ250)

などなどで全員で20名位はいたようだ。



今回我々の素人クラスは20分×3本ということになっている。
最初の走行の時にハプニングは起こった。
きつかった皮ツナギのおかげで、リーン・インのポジションが確保できない。
したがって、ほとんどがリーン・ウィズとなってしまうのだが、左コーナーではサイドスタンド、右コーナーではマフラーを擦ってしまい、思い通りのペースアップが図れない。
そのうち、続々とえれっくや銀スポ森田氏などから追い抜かれ、それを追うにも「ガリッ ガリッ」といってペースをあげることは出来なかった。そのまま腐ったまま最初の走行は終わった。
タイムを聞いてみると、26秒ということだった。
「そりゃそうだ!」
自分でもそれは納得できた。

一方オレンジKは舞い上がっていた。
「軽く 28秒だゼ! これは誰にも抜かれなかった。それどころか遅いヤツを交わすのが大変だったゼ!」
今年一番の笑顔を見せていた。(後から聞いたことだが、この日25秒台にのれば、愛するエミーからヘルメットのプレゼントしてもらえるという約束があった。この時点で、二本目でクリアできる可能性は大と本人は舞い上がっていたのである)
また、マッツーは第一ヘヤピンでバイクを寝かせすぎてスリップ転倒をした。すぐに起き上がりエンジンをかけて、喜ぶ我々に手を振って再スタートをしていた。
戻ってきたマッツー&ハスクを見てみると、バーエンドが一寸削れただけの超軽症だった。
これだからオフ車は魅力的だ。

一方私は、「午後の2本目に向けて何をすればいいのだろう?」
悩んだあげく、以下の「ちっぽけな作戦」を実行することにした。

その@  バンク角を確保するには、サイドスタンドのゴムのストッパーを外す。(これで左側は少し改善された)
そのA  バンク角をかせぐ為に強烈にハングオンする。
 ⇒その為には、少しでもウェイトを減らし、身動きしやすくする必要がある。これから数時間でできることと言えば、昼食を抜いて、溜まっている排泄物を外に出す。ことくらいである。

でも、それを実行した甲斐があって、2本目は少し頑張れた。
21秒台までタイムが伸びた。
しかし、第一コーナーや第二ヘヤピンでは終始マフラーが擦れていた。
「このままではマフラーのその場所に穴が空くかも知れない。 どうする?もったいないからスピード落としてのんびり走るか?」
「いや、俺はサーキットに居るかぎりは全力を尽くす。例えマフラーに穴が空こうとも、、。」
とか何とか自問自答しながら、走っているとすぐに20分経ってしまった。
ピットに戻り、擦れたマフラーを見てみると、なんと穴ではなくて、その部分(=溶接個所)から折れていた。
「ガーン!」
思わず涙がこぼれてきた。
マジョーラ号はまた傷ついてしまった。
踏んだり蹴ったりとはこのことだろう。

そんなショッキングが出来事が起きたにもかかわらず、まったくそれには興味を示さず、一人椅子にたたずむライダーが居た。
首をうなだれて、まるで廃人のようなそのライダーは、、、。

オレンジKその人である。
早速MEGARIDE情報部が取材を試みると、
「俺は今日は乗れていた。」(と思っていた)
「1本目では誰にも抜かれなかったのに、2本目ではみんなにごぼう抜き状態だった。」
「自身を無くした。 エミーに会いたい」
そのような回答があった。
さらに、取材陣を凍らせる発言が飛び出した。
「サーキットで何かを落としたんですよね〜」
「なんだろう? カラッ カラッと何かが落ちたんですよ」
といって、バイクをチェックしている。
取材陣はその落し物は、前回福島で平原君が落としたものと同じ「ツキ」であることはすぐにわかった。

そんなことをしている間に、梅島氏・M総監督・フジタケ氏による「応急処置ができるか?会議」が開けれていた。結果、自走不能の決断が下され、早速伝統のPLAINトランポに乗せられてしまった。
「そうすると、帰りは車の助手席か〜! 寂しいな〜!」
とニヤけていた。
走行不能の私や廃人となったオレンジK、そして初参加でビビってしまった某氏など3台のリタイヤで空いた枠に腰痛番長や梅ちゃんが乱入しての3本目となった。
腰痛番長はカズッチを先導し、梅ちゃんは銀スポ・モリタ氏を先導して、コース取りやペースなどを伝授した。
その結果、カズッチは前回より10秒も早い24秒を無意識にマークして、その素質を輝かせていた。
その吉報に喜ぶ兄・えれっくと、それが訃報に聞こえたオレKは明暗を分けた。
一足先にサーキットを後にしたM総監督と私、そしてオレKは谷和原ICへ向かった。
IC近くで給油するオレKにM総監督は、「高速をゆっくりと先に行ってますよ〜。」とオレKに伝え、我々は常磐道に乗った。
この車中でM総監督は力強くこう話していた。
「11月のグランドスラムでくれ〜じが表彰台をきっちり確保できたら、、、、OPENだな〜」
これは良い話である。
筑波サーキットでの第1戦を見ると、優勝の奥川選手は別格としても、2位は13秒台だ。
順当に行けば、くれ〜じは2位の可能性は十分ある。
万が一、TOPの人にトラブルなどがあれば、ひょっとして、、、。
あまり、変な想像は控えておこう。
今回はOPENと883が混走である。その中で、早いOPENクラスのライダーに食いついて、ペースを上げるという習性を持つ、くれ〜じには又とない機会である。多分この日に自己ベストを塗り替えるに違いない。
腰痛番長はOPENクラスとしての意地がある。
性能が上のBUELLに抜かれるのは仕方ないとしても、883には抜かれる訳には行かないのである。それはTEAM PLAINの名にかけて、、、。
そして、883デビュー&入賞を目指すコジマ氏も見逃せないポイントである。

一方、一国レーシングはTEAM PLAINとは対照的にのんびりとしている。
予選落ちが有力なX1オレンジモス号のモッツーとXB9Rのノーマルでのポテンシャルを見極めることを目的としたTESTレースのような梅ちゃんである。
のどかなのは良いが、オレンジモス号が他車を巻き込まないことだけを祈るしかない。

そんなことを話していたらふと思い出したようにM総監督はこう言った。
「あれっ? そう言えばオレKが来ないね〜」
「こんなにゆっくり走って待っているのにね〜」
ハイエースで一番右側の車線を120km/hで走行しながらM総監督はそう言った。
そして、徐々にスピードを落として、オレKを待った。
首都高の料金所でやっと追いついたオレンジKは
K「早いっすね〜 全然追いつけなかったですよ〜」
M「ん? ゆっくり走って待ってたんだよ!」
会話はそれで終わった。
料金所分かれて、それぞれ港北に向かった。
湾岸道路の大井町付近では第三京浜に行くのに、横羽線を通るか、そのままベイブリッジ経由を通るか?悩むことがある。
距離的には横浜線が圧倒的に短いので、チョットの渋滞の差なら、横羽線が正解である。
ハイエースは横羽線を選んだ。
大師料金所で数分間ノロノロ走行だったが、無事港北ICを出て、店に到着した。
すると、
「オレKが居ない!」
「どうしたんだ?」
「迷子?」
「首都高で横浜横須賀道路へ行っちゃった?」
などと、面白い推測をする間もなく、オレKは到着した。
到着したオレKは沈んでいた。
確かに道は間違ったことは間違ったが、そんなことでは落ち込まない。
RoadRacingのミラーが振動で折れてしまったのである。
ミリバーにして、新しいミリのミラーを購入したばっかりだった。
それで、落ち込んでいたのだ。
サーキットで聞いたカラカラ(金属系)という何か落ちたような音は、このミラーだったに違いない。
前回平原氏が、福島で何か落としたような気がした時に聞いた音が「がさっ がさっ」の植物系だった

今日の走行会の反省会はいつものようにニュートンで行なわれた。
腰痛番長を筆頭に、オレK・梅ちゃん・マッツー・齋藤兄弟と私の7名に、途中から乱入(?)してきたJO氏を迎えて行なわれた。
JOさんの辛口トークは当サイト的にはおいしい方である。
まず、折れたミラーについては、
「ネジ部が出ているなら、必ずそこから折れるよ」
とか、カスタムへのこだわりとして、
「カスタムとは最低5年かけなければ、それはやっつけ仕事である。」
そのJO氏に対し、マッツーも対抗した。
「いいや、ミラーを折ってしまったのはM総監督だったりして、、、(^^;;;;;; 」
そう発言したマッツーに、えれっくは「にらみ」を効かせた。
何と言っても、この夜の最高に盛り上がった瞬間は、プレインの大御所Kまたの名を、ダブル・タカシのリーダーを復活していただく為に、何かハーレー系の車(JO氏はバイクをこう呼ぶ)を購入してもらわなくてはいけない。それでは、どの車が大御所Kには適しているか?
このテーマが盛り上がった。
結果、大御所Kに薦めたいBest Bikeはスポーツスター1200Cということで決定した。
幸いにも偶然にも、一国にはその稀少なバイクの在庫がある。
今週末に一国を訪れる大御所Kはどうなるのだろうか?

次回へつづく。