開催日:2001/5/26
参加者:FVDXアオキ・Mazyora
目的地:日光・清滝
特別付録:ルートマップ
5/25金曜日夕方、FXDXアオキは燃えていた。
「週末走らね〜の?」という携帯電話での、まったりとした、それでいて強烈な誘いは断ることを出来ないほど不思議な魔力を持っていた。
一旦電話を切り、週末のお天気チェックをした結果、土曜日は晴れ、日曜日は午後に雨ということだったので、迷わず5/26土曜日の決行となった。
時間は朝8:00 蓮田SA集合。
今回は久しぶりに二人きりのツーリングも良いなと思い、敢えて誰にも連絡を取らずに挑んだ。
7時に自宅を出て、首都高速道路を経由し東北道へ向う道は心なしか込んでいた。
Tシャツにメッシュジャケット姿ではちょっと肌寒かったが、風が無かったので気持ちよく走行できた。
しかし、蓮田SAに到着してアオキ氏と合流しても、天気はどんよりとした曇り空。天気予報では快晴&降水確率0%のはずだったのに、、、。
ややもすると、今にも降り出しそうなその天気に、蓮田SAに集まっている多くのライダー達は不安そうな表情だった。
我々もとりあえず「様子見モード」に入り、蓮田SAで雑談をしていた。
しばらくすると、やや明るくなってきたので、とりあえず出発ということになった。
本来、日光方面に東北道から向うには、宇都宮ICから宇都宮有料道路を通っていくオーソドックスなコース(右回り)と佐野藤岡ICから国道50号で桐生・赤城付近から国道120号で渡良瀬川沿いに北上するコース(左回り)がこれまでの定番だった。
今回は違った道ということで、前述のそれぞれのコースの真中を突っ切って清滝に向うというコースを選択した。幸いにも、ツーリングマップルでも「お勧めコース」になっている。
以前、タンクバックを高速道路で落としてから、タンクバック恐怖症となっていたため、荷物を少なめにする傾向があり、当然のことながら、地図も持参していなかった。
これが裏目に出るとは夢にも思わなかった。それほど、今回の新コースは頭に叩き込んでいたからだ。
栃木ICを下り、県道32(栃木粕尾線)で粟野町を目指した。下元付近で右折して大越路峠に差し掛かった時である。交通整理人が立って降り、
「この先は崖崩れで閉鎖になってる。ここでUターンしてください」
「バイクなら何とか通れませんか?」
「そんなもんじゃね〜!絶対無理だ!」
不測の事態に地図を持っていないことを後悔した。
手にあるのは、サービスエリアから持ってきた大雑把な地図だけで、このあたりの県道などはほとんど出ていない。
いずれにせよ、栃木まで戻って違う道を探すしかなかったのだが、我々チャレンジャーは少しだけ戻り、違う道で山越えを試みた。
この道は県道199号線で永野川沿いに上る道だった。
運良く行けば、国道120号の渡良瀬街道に出れるという淡い期待を胸に、2台のハーレーは山奥へ進んでいった。
道は次第に細くなり、木の葉や砂利が路面に散乱しだし、最悪なことに濡れている個所も多くなった。
「一国峠」のオフ車でのツーリングなら、わくわくする場面だが、ハーレーではオロオロするしかなかった。余りにもの寂しさに、少しの休憩をすることにした。
木漏れ日と渓流のせせらぎ、そして新緑の香り。最高の雰囲気に浸る間のなく、さらに先へ進んだ。
そして、その先に我々を待っていたのは、
「The 遮断機」
この先はダートとなり、車両の通行を禁止している場所だった。
仕方なく、Uターンし下界まで下り、適当な休憩所を探していると、「星野遺跡」と言う看板が目に付いたので、そこで休憩することにした。
縄文時代の住居を復元して展示してあったが、誰も来場者が居ない寂しい施設で、自動販売機すらなかった。
踏んだり蹴ったりのこの状況を救っているのは、初夏の陽気だけだった。
あたりを見渡すと、こじんまりとしたレストラン「536」(ゴサロと読む)があったので、立ち寄ったら、やたらと「地粉ソバ」をPRしているので、注文することにした。
つなぎを使っていないと思われる、そのソバは歯ごたえも良く、なかなかの美味だった。
食後は店でお勧めの「ゆずスカッシュ」で仕上げ、店を後にした。
本来は温泉にでも入るのが定番だが、何も成し遂げていない我々にはその資格はなかった。
栃木ICまで戻り、東北道を上った。
普通は蓮田SAが最後の休憩所だが、この日は手前の「羽生PA」で休憩をした。
土曜日の午後2時頃はガラガラで、それはそれで気持ちの良いものだった。
ベンチでくつろいでいると、BMW R100GSのライダーがやってきて、雑談に突入した。
このライダーは以前TT250R Raidを所有しており、大型バイクに乗り換えるとき、R100GSとハーレーとで悩んだそうだ。結局林道の喜びを知っていたこの人はR100GS 92年式 OHVエンジンを選択した。
しかし、現実はその重さから林道での取りまわしは不便らしく、泣かされているとのことだった。この話を聞いて、ひそかにR1150GSやF650GSに思いを寄せていた小生も吹っ切れてRaidと共に生きようと心に誓った。
帰り道では一国オートに立ち寄りオイル交換を行った。
(距離43000km エンジン・ミッション・エレメント)