目的地:富士山(リベンジ編)

開催日:2001513日(日曜日)

参加者:アポロン アオヤマ(Sherpa)、横っ飛びタマル(DR250)、マッツー(CRM250)、マック(TT250R Raid

 

512日(土曜日)の夕方、無性に山に行きたくて、電話をしまくったら、上記の3名が応えてくれたのは、偶然にも前回富士山アタックに参加した「一国峠」の面々であった。

しかも、マッツーはその富士山アタックで林道が癖になりCRM250を購入したこともあり、購入記念の林道となった。(※CBヒラハラもこの「一国峠」の活動を聞きBAJA250を購入してしまった。次回は彼の購入記念ツーリングとなるだろう)

8時に海老名SAに集合し、ほとんどくつろぐ間もなく、御殿場ICに向けて出発となった。高速道路では相変わらずのハイペースですぐに御殿場に到着した。

前回(421日)の富士山アタックの時は、最悪の天候だったが、この日は完璧な天候に恵まれての林道となった。

いつものように、セブンイレブンで買出しをし、空気圧を1.01.1におとし、富士北麓公園入り口より進入し、軽いダートからのスタートし、すぐに訪れる最初の鉄格子。前回は全員が不安なく楽々とパスしたすり抜けだったが、マッツーがつまづいた。

タマル氏の助けでなんとか突破し、次なるコースへ進んだ。

途中に時々現れる舗装路からあたりを見渡して新たな道を物色するアオヤマ氏は、突然細い道を進入していった。初めてのコースである。しかし、このコースは獣道で途中でUターン。

いつものコースに戻り、昼食ポイントと決めていた通称「マッツーの丘」に向かってフラットダートあり、砂利道ありのコースを進み、途中で休憩をした。

ここは前回、会長の石田氏が斜面を登り損ねて転倒したところである。

この休憩時間にマッツーがアクセルターンの練習をしだした。

なかなかうまく出来ないマッツーにお手本を見せるために、タマル氏がDR250でチャレンジした。このあたりの地面はゴロゴロと石が多く、アクセルターンの練習をするには適していないが、タマル氏はチャレンジした。

そこで、記念すべきウルトラCを目の当たりにした。

それは、フロントを滑らせて傾くバイクに投げ出されたタマル氏が数メートル飛んだのである。しかも横向きで。

このときより「横っ飛びのタマル」という異名を持つことになった。

このとき、タマル氏は左手を負傷した。擦り傷では無く、えぐり傷だったことから推測しても、笑い事ではなかったが、笑ってしまった。笑い声は近隣の山々にコダマした。

その後、「マッツーの丘」を目指して進行した我々を待ち受けていたのは、マッツーのパフォーマンスであった。

無難にマッツーの丘を登りきったマックとアオヤマ氏は次に来るマッツーを丘の上から見守っていた。

すると、坂の途中でエンストしてしまい、立ち往生をしてしまったのである。

バイクから降りるに降りれない厳しい状況を見て、救助に向かったタマル氏とアオヤマ氏はゆっくりとバイクを下に下ろすべく支えていた。

すると、マッツーが足を滑らせて、マシンを傾けてしまい、タマル氏もアオヤマ氏も一緒に転倒してしまった。

喜劇いや悲劇である。

そして、体制を立て直し、再チャレンジを試みるマッツー。

しかし、マッツーの丘は2ストのマシンにはやさしくなかった。

進路を大きく外し、右側の崖にめがけて大きく体制を崩し、またもや途中リタイヤとなってしまった。このときから、マッツーは二度とチャレンジすることはなかった。この時に、この名も無き丘を「マッツーの丘」と名づけた。

アオヤマ氏が、CRM250に乗り、マッツーの代わりにチャレンジしたが、やはり「マッツーの丘」は厳しく、大きくフロントを上げ、切り株目指して突進した。

間一髪で止まり、そして傾くバイクからサッと飛び降り、事なきを得た。

爆笑の渦がまたもや近隣の山々にコダマしたことはいうまでも無い。

うぐいすまでもが、「ホーホケキョ」と我々を見て笑っていた。

マッツーの丘の先端にある切り株に、おにぎりをもって一人の男が立っている。

まるで宙に浮いているように。

そして、照りつける太陽が、その男の頭に反射して我々には光って見える。

まさに、太陽神アポロンの降臨である。

昨年までは雨男と呼ばれ、ツーリング時に降られまくったアオヤマ氏は、21世紀に入り、妻を迎え、太陽神アポロンとして生まれ変わったのだ。

アポロンはおにぎりをくわえながら、写真撮影を要求してきた。

さらには、「ヤッホー〜」と雄たけびをあげた。

「山に来たら、やっぱりヤッホーでしょう!」と毅然と言い放つ姿に、一時は「ヤッホー青山」というネーミングも検討したが、審議会ではやはりアポロンを採用することにした。

目的を達成した我々は、下山することにした。

下山途中にもいくつかの転倒シーンがあった。

一つは、マッツーが難度Bの「ドブ越え」で、ドブにはまってしまい、バイクを倒し、クラッチレバーを折ってしまった。

「立ち入り禁止」の黄色いテープで応急処置をして先に進むと、先頭のアオアマ氏は獣道に進入していった。

この獣道は、車はとおれないくらい細く、木の枝が覆い被さっている。

写真撮影を済ませ、先に行った一行を追いかけながら、ハンドルに装着されているブッシュガードに小枝が頻繁に当たるのを見て、「なるほど、ブッシュガードって便利だな!」などと感心していると、目の前に大木が横たわっていた。

とっさにブレーキをかけたがフロントがロックし、転倒をしてしまった。

ハンドルの左側と、ブッシュガード、そしてクラッチレバーが突き刺さっている。

「神様 折れてませんように!」と祈りながらマシンを起こしてみると、特に何とも無かった。

下界に下り、給油と給空気を終え、いつもならこのままのんびりと帰るはずだが、このメンバーの場合、御殿場ICからすんなり帰ることは無い。

大井松田ICまでワインディングを攻めるコースが選択された。

ここでもアオヤマ氏とタマル氏は怖いもの知らずに攻めまくった。

タマル氏は籠坂峠の高速コーナーすり抜けでドブすれすれに進んでいくのを後ろから見ていて「この人たちはキチガイだ」と確信した。

この人たちは車がいようが、他のオンロードバイクがいようが、お構いなし状態で大井松田まで突き進んだ。

さすがに疲れた彼らは、大井松田ICから海老名SAまでは「100km/h協定」を結び、ゆっくりと帰路に就いた。

 

写真集