開催日2001/4/8
参加者:DR250タマル氏・TT250R Raid マック
目的地:丹沢湖周辺
今回はMegaRide始まって以来の「林道」ということで、TT250R Raidに乗る通称:マックがレポートする。
初林道ということで期待に胸と股間を膨らませAM9:00にいつもの海老名SAへ向かった。
高速道路初走行となったTT250R Raidは、高速道路でも安定した走りで、正にツーリングバイクそのものだった。セローやシェルパではこの安定感は望めまい。
海老名SAで、いつもの場所(真中の横断歩道あたり)に駐車すると、DR250のタマル氏(訳あって今回は真澄ちゃんではなくタマル氏と表現します。)は早々と到着して手をふっていた。
サービスエリアに置いてある無料の地図で大まかにコースを決め、「丹沢湖探索」というテーマで早速出発となった。
2〜30kmほどで、大井松田ICに到着し、国道246で15kmほど走り清水橋から県道76山北藤野線で丹沢湖方面に右折しさらに5kmほどで丹沢湖畔に着く。
ここまでは順調だったが、ここから苦労がはじまった。
武田信玄隠し湯「中川温泉」を過ぎ、有名な箒杉もパスし、さらに奥へ進むと、右折方向に「林道」の看板。
「初林道だ!」
心を躍らせ進入してみると、舗装道路に砂利や石が散らばっている。
「いよいよだ」
期待が高まったと思いきや、すぐに鉄格子による厳重な通行止めに阻まれてしまった。(1回目)
とりあえず、バイクを停め、一服していると、渓流の水の音に鳥のさえずり、そこにはハーレーなどのオンロードバイクでは見ることの出来ない景色がそこにはあった。
最初の「通行止め」だったのでまだ我々にはそんなことに浸る余裕があった。
県道76の本線に戻り、さらに奥を目指した。
今回は地図で選んだコース、この県道76は武田信玄が北条攻めの時通った折り、あまりの険しさに犬を先行させたことから、「犬越路」と名づけられたこの峠を越えると、「どうし道」に通じる。
ここを何とか行きたかったが、やはり鉄格子に阻まれてしまった。(2回目)
しぶしぶUターンをし丹沢湖まで戻り、こんどは湖の西側にある世附方面に向かったが、やはり鉄格子。(3回目)ここまでまだダートと呼べるところは走っていない。ここで、最後の切り札「玄倉林道」をめざした。丹沢湖に3度もどり、東側に位置する「玄倉林道」は玄倉川沿いにユウシン渓谷に向かう林道でツーリングマップルにもオフロード車へのお薦めコースにもなっている林道である。
細長い丹沢湖が細くなり、玄倉川の堰を超えると、路面が序々に荒れてきた。
「お〜 これが林道か? 燃える〜」
Raidにまたがるマックはまるで、戦国時代の馬に乗る武将の如く、ダートを進んで行った。
しかし、この夢の林道もほんの数百mで鉄格子に阻まれてしまった。
本日4度目の鉄格子である。
「どおりで丹沢湖方面はバイクが少ない訳が今わかった」
キャンプ目的に来るならいい場所だけれど、「走り」に来るところではなかったようだ。
またもやUターンし戻ろうとしたら、河原へ下りる道を発見し、ここはチェーンで封鎖されていたが、脇をすり抜けることが出来る道を発見した。
「うぉ〜」ヘルメットの中でそう叫ぶと、河原方面へ下りて行った。
目の前には大きめの砂利の河原が現れ、そこに下りるためにやや急な土手を下りなければならない。
「河原におりて上流へ上ろう」そう決心して下りてみると、そこは砂利ではなく、大き目の石だらけであることがわかった。
ハンドルが石に取られ大きくバランスを崩し、車体が傾いた。
「ぐぉ〜!」
なんとかふんばり、転倒は避けたが、この先に進むのが恐ろしくなった。
やや細かい石を選んでDRタマル氏は勢い良く先へ進んで行ったので、何とか付いて行ったが、100mほどで、さすがのDRタマル氏もバイクを停めた。
細い渓流が数本に分かれており、その間の砂利いや石が大粒になってきた。さらにこの渓流はコケが多く、タイヤがすべる可能性が大きい。細い渓流と言ってもタイヤの半分は埋まるほどの深さは持っていた。
とりあえず、バイクを停め、一服をしながら対策を考えた。
以前Raidの購入報告に対して、アオヤマ氏が「足つきの悪さが命取り・・・」というメールを送ってきたが、このことかと気付いた。セローやシェルパなら両足でノロノロと進むことが出来るだろう。何の迷いも無く先へ進み駄目だったら戻ってくればいい。
TT250R Raidの足つきの悪さと、車体の重さが恨めしく思えた。
皮肉なことに、あと200mほど先には車のタイヤの後が見えた。そのタイヤの跡は先ほど鉄格子で阻まれた玄倉林道に通じている。
ということは「うふっふっ!」
しかし、路面は「・・・」
「おあずけ」をくらった犬の状態をDRタマル氏はさえぎった。
「私が偵察に行って来ます。」
なんと男らしいことだろう。この場面で女性が居たら惚れているに違いない。
38歳独身のタマル氏はまだまだ捨てたもんじゃない。本日「真澄ちゃん」というかわいらしいネームで表現しないのはこれが原因である。勇ましさを現すために「タマル氏」と表現することにしたのだ。
タマル氏はディパックを下ろし、身軽にして、最初の渓流をガタガタと渡り、岩だらけの河原を進んで行った。
両足はステップに置くことが出来ないその状態で、例の「車のタイヤの跡」に向かって進んで行った。
すると、ほんの手前でバイクを下り、歩いて偵察して遠くに居る私に「バツ」マークをだした。残念な気持ちと救われた気持ちが入り混じり複雑な心境だった。
到底自分には行けないと弱気になっていた。
タマル氏はその激しいコースのため、DRがオーバーヒートし、エンジンを止め、両手をバタバタさせ、腕があがったことをジェスチャーで示していた。
しばらくしてエンジンをかけてやっと戻ってきたときはクタクタな様子だった。
ほんの200mの往復のコースである。
時間はまだ11:00だったが、本日の終わりを告げていた。
川のせせらぎと鳥のさえずりだけが皮肉に聞こえた。
帰り道には温泉やおいしそうなソバ屋が点在していたが、何も達成していないライダーには入る資格はなかった。
途中、林道っぽいコースがあったので、道をそれてみるとほんの200mで終点のキャンプ場だった。(5回目)
そこからは、無言の帰り道となり、246号を上り、あまりにも皮肉に道が空いていたため、大井松田を通り越し、秦野中井まで進むことにした。
比較的好いていて、80km/hほどで巡航でき、気持ちよかったが、途中の信号で250cc2ストのライダーと一緒になったと思った瞬間、タマル氏はいつものようにピッタリと背後に着き煽り始めた。
元2スト レーサーとして、町で見かける2ストには決まって同じ行動をとるのがタマル氏の特徴である。確かに、前で2ストがビンビン言わせているのは耳障りだ。
しかし、もっと耳障りなのがRaidのRSVサイレンサーだった。Yahooオークションで購入したが、消音機がレース仕様で大きな穴があいており、その爆音は運転する者さえ不快感にさせた。
246号から秦野中井に向かう県道62号は桜並木で3kmにも及ぶ桜の花びらが風に舞っていたのがとても印象的だった。
混雑している東名の海老名SAに戻り、食欲がなかったので「香港式肉まん」をほおばったが、味はイマイチだった。
横浜ICを出て、一国オートに到着すると、アオヤマ氏が新妻を連れてきていた。京都方面への新婚旅行のお土産と報告に来ていた。
今日のRaidでの苦労を話すと、大変喜び「それ 言った通りだろう!」と言わんばかりの対応だった。
セローをボアアップしてカスタムを施せば結構良いかも、、。
マックは真剣にそう思い始めていた。
早速、店にセローへのチェンジを持ちかけたが、「練習!練習!」と言って笑って流された。
また、断ち切れになっていたタマル氏とアオヤマ夫人の友達をお見合いをさせようという計画「真澄ちゃんのお見合い大作戦」がアオヤマ氏の新妻が写真を持ってきたことから再浮上した。
その写真見てシャイなタマル氏は表現こそしないが、心から大層喜び、いつその場をアオヤマ氏がセッティングしてくれるかを心待ちにしているようだった。
一方、マックはマフラーの音のうるささにうんざりし、ラフ&ロードの「サイレント インナー サイレンサー」を買いに行き取り付けた。
ノーマルのように静かになったがとても快適だ。オフ車は静かな方がよい。
次回はこの静かなRaidで鳥たちにまた会いに行く。(終わり)
ここで、Raidのマックから林道チーム結成のお知らせ。
一国オートの外郭団体「一国峠」(石田隊長)では今年のシーズン、林道とキャンプに参加するオフロード系ライダーを募集している。
会員にはもれなく、ツーリングやキャンプの案内が送られる。
4/9現在のメンバーは以下のとおりである。お申し込みはメールか掲示板でどうぞ!
隊長:石田氏(?)
→ご存知一国オートの「生き字引」高価なブーツやメットをそろえたらしい。
副隊長:アオヤマ氏(Sherpa)
→新婚旅行を終え、そろそろ気ままなライダーに戻る気配。
メカニック:梅島氏(CRM250)
→一国オート3代目
偵察隊:タマル氏(DR250)
→今回のツーリングでDRを愛し始めた。
偵察補佐:キモト氏(セロー)
→奥さんが出産したばかりで頻繁には参加できない模様。
正丸峠担当:イトウ氏(Sherpa)
→正丸峠と環七では絶対の自信があるMegaRideTouringClubの唯一のオフローダー
煽り役:マック(TT250R Raid)
→新顔 マックとはマクグラスからきている。