開催日:2000/8/13
目的地:鴨川
参加者:SkyWaveハラ・Mr.Mazyora

 

SkyWaveハラ。別名:タコ釣り名人。

我々はFishingRiderとも呼ばれている。いつの日かバイクで釣りを楽しもうと思っていた矢先に鴨川の和田浦の親戚の別荘に行くことになった。もちろん和田浦といえば有名な海水浴場だが、我々には魚しか頭に無い。

700に川崎の大師橋で待ち合わせをしたが、台風が接近しているという天気予報で、帰ってくる明日は雨の確立が高かった。

「車にしようかな?」などと思ってはみたが、鴨川まで車で行く勇気は私には無い。

仕方なく暖機運転を開始して大師橋に向かった。

Fishing Touringということもあって、SkyWaveハラはいつに無く軽快な服装でやってきた。しかも、前回のツーリングで無線が無く悔しい思いをしたため、レシーバーを購入し装着しての参加となった。

「これで、一人前のメンバーだ! はぐれることも無い!」などと勝手に思っているようだが、実はあんまり関係無い。

アクララインを木更津北ICで下り、県道33に入り、高倉観音のところから県道23号(木更津末吉線)に入り末吉で国道410号線(久留里街道)に入り、JR久留里線沿いに南下した。

途中ちょくちょく無線で話し掛けると喜んでうなづいているSkyWaveハラは今日で3回目の参加になる。初回いきなり東名高速〜富士山スカイラインを経験(2000/7/20 風水の湯)し、次は一日500kmを越すロングラン(2000/7/30 裏日光)。

しかも、三回連続の参加になる。

久留里街道は国道410から亀山湖あたりから県道24の鴨川道路に通じる。そして鴨川有料道路を通って海沿いの128号線に出た。お盆中の土曜日だというのに車が少なく、マイペースの走りが出来るコースである。

海沿いの国道128号にでても車が少なく、台風の影響で曇り空も手伝って気持ちよく海岸線を走行し、鴨川漁港〜江見漁港そして途中の磯場をチェックしながらとりあえず、和田浦にある叔父の別荘に到着した。時間はまだAM9:00だったこともあり叔父達は朝食の途中だった。

Good Timeing」とはこのことだろう。早速自家製の野菜類をふんだんに使った朝食をいただいた。

この別荘にはさらに、従兄も家族で来ており大賑わいだった。

朝食後、早速釣り場情報を叔父からヒアリングし、バケツなどの釣具を軽自動車に搭載し鴨川漁港に向かった。

SkyWaveハラは「伊勢海老かアワビかサザエをとって来るケン。晩飯は楽しみにしとって!」と長崎弁で大口を叩いていた。

それを聞いた叔母は、その漁師と見間違えるようなSkyWaveハラの言葉を信用しているようだった。

鴨川漁港まで約10分。途中オキアミとアオイソメを購入し検討した結果、アオイソメでキスやハゼを狙うのと、オキアミでワカシ(ブリの子供)を狙うV-Twin作戦に決定した。「ここでもV-TWINか」などとくだらないことを思いながら、港内で釣り開始となった。

いつの間にか太陽が照り付け、ピクリとも来ない状況に苛立ちを覚えた。

結局ハラ氏は小メジナ(=リリース)、私は名も無い魚(=天日干し)を一匹づつ釣っただけで雨が降ってきた。

時間は夕方500になっていた。本来ならば、ここからが夕まずめで釣れ始める時間帯だったが、叔母に530までには戻るように言われていたので仕方なく道具を片付けた。

5時過ぎに帰ってみると、親戚一同は出かける準備をしていた。なんでも近所にある有名なウナギ屋に行くということだった。

つまり、最初から我々の獲物など一切考えていなかったということだ。

この和田浦にある古い屋敷のウナギ屋は大勢の人で賑わっていた。以前にも何度か来たことがあるがいつも満席である。

死ぬほど食べて7時には別荘に戻った。

明日は500から釣りをして夕方には東京に帰ろう!という計画で今晩は早く寝ようと思っていたが、そうは問屋が卸さない。(懐かしいフレーズ)

居間で酒を飲んでいると、突然マージャン大会が始まった。

メンバーは叔父・SkyWaveハラ・Mr.Mazyora・従兄の息子(若干高校生)だった。

「何だ、子供相手じゃ、詰まらないな〜」と心で思っていたが、その高校生はバカつきで、とにかく上がりまくった。

南場に入るとその子供は、ツキが衰え始めたのを父親(=従兄)は見逃さずチェンジした。

しかし、不幸なことにこの父親は息子の稼いだ貯金を次の半荘ですべて失ってしまったのである。

皮肉なもので父親の面子丸つぶれである。

そんなこんなでPM11:00に従兄の家族は帰っていった。

明日に備え寝支度に入り,布団で眠りに就こうとした瞬間、今度は従妹が部屋にやってきて「ママ(=叔母)もマージャンやりたいって」。

最悪である。今度は女子供相手に打たなくてはならない。かつて六本木でプロの雀士を目指したこともあるMr,Mazyoraは頬を伝う熱い涙を感じた。泊めてもらっているので断ることも出来ず、サイコロを振った。

SkyWaveハラは前日、仕事で2時間しか寝ていないというので先に休んでもらった。

深夜未明、マージャンを終了し朝500にアラームのセットアップした目覚ましを600に変えて眠りに就いた。

そして台風はチンタラチンタラと近づいていた。

 

朝目覚めると、すでに800になっていた。朝まずめを逃してしまった。SkyWaveハラはまだ寝ている。

2度寝はしないのが信条のMr.Mazyoraは寝起きのままSkyWaveにまたがり走り出した。

朝の海岸線は最高の気分を与えてくれた。しかもスリッパに半ズボン・Tシャツ姿で全身に風を浴びて和田浦海水浴場まで走った。

ハーレーではこうは行かないだろう!スクーター恐るべし!ヤマハの500ccスクーターT-MAXが欲しい!

そんなことを考えながら別荘へ戻り朝食を食べた。SkyWaveハラはMr.Mazyoraのいびきで寝れなかったとクレームを入れてきた。

Vance&Hinesのいびきは強烈だったようだ。

この日は雨が降ったり止んだりで、何もできなかった。仕方なく、パソコンを起動し仕事を始めた。

SkyWaveハラはカッパを着て、「タコを釣ってくる」と言ってSkyWaveで旅立った。

まもなく、手ぶらで帰ってきたSkyWaveハラと屋外用のブランコの組み立てを手伝っていると、上の方から叔父の叫び声が聞こえた。

「うぁ〜 出た〜 蛇だ〜 捕まえてくれ」

仕方なく、桑を片手に蛇のいる斜面の上から桑で仕留めようとタイミングをはかっていると、ぬかるんだ地面がすべり、蛇めがけて滑って落ちてしまった。

「やられる」とっさにそう思ったMr.Mazyoraは慌てて逃げようとした。

すると叔父が「そこだ!」といって蛇の場所を指示してきた。すると蛇がするすると近づいてきた。

「ぎゃお〜」この叫び声は山々にこだまして響いた。

体制を立て直し桑で一撃食らわすと、見事胴体に命中した。しかし蛇は頭を持ち上げ先頭体制に入った。

三角形の頭部を持ち上げて舌を出し、そして赤い模様のボディ。

「マムシだ」

一瞬ひるんだが、胴体に傷を負ったマムシは動くことが出来ないようだった。

「勝った」

そう確信した。

そして、道路に引きずり出されたマムシを見て、叔父は

「可愛そうだから 逃がしてやろう」

では何のためにすりむき傷を作り、どろどろになってまで捕らえた自分が空しくなった。

 

今日の夕方には帰らなくてはならないのに、雨が小ぶりながら降り続いていた。

台風は相変わらず、チンタラチンタラと太平洋にいるようだった。

PM3:00手ぶらのハラ氏が帰ってくるのを待って、出発しようとしたら叔父は

「明日朝帰った方がいいんじゃない?」

「月曜の930から会議なら600に出れば楽勝じゃん」

念のため天気予報を見ると、やはり近づいてきている。

「今 カッパ着て出発したほうがベターだ」

Mr.Mazyoraは判断した。

するとSkyWaveハラが、電話片手にやってきて、

「今晩は確立80%だけど 明日は50%だよ」

最近覚えたi MODEで変な情報を引っ張って来た。

しかし、もう一泊することにした。

思いがけない足止めである。

この日の晩もマージャンだらけだった。

そして眠りに就いたのはAM3:00近くなっていた。

 

翌朝起きてみるとすでに900だった。天気は快晴。

しかし、もう間に合わない。仕方なく朝食後1000に出発した。

帰り道は長狭街道(県道34)から国道410に入り、豊英湖〜三島湖を抜けて、房総スカイラインの入り口を通って県道92(君津鴨川線)に入った。

途中のコンビニで二人で爆弾を落とし、県道33のかずさアカデミアパークを通り抜けて木更津北ICに向かった。最近¥1000ほど安くなったアクアラインの海ホタルには車が数キロ渋滞していた。

このアクアラインはカッ飛んでしまうと一瞬なので、極力のんびり走って東京湾の景色を楽しむようにしている。

左手にはかすかに富士山が見えた。